現在コロナウイルスが広がなる中、パチンコやカジノ業界の未来はどうなるのでしょうか?菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、パチンコ店への対応について「警察庁が業界に対して、従業員に感染拡大しないような職場の整備についての特段の配慮、遊技機のハンドルなど、不特定多数の人が触れる場所を消毒するなど感染防止措置を要請している」と述べました。そのうえで「パチンコ業界も自主的な取り組みとして、集客を目的とした広告宣伝の自粛を各パチンコ店に求めたほか、感染拡大を受けて、休業日を設けた店舗もあると聞いている。引き続き、警察庁が政府の基本方針を踏まえ、パチンコ業界で適切な対応が取られるよう指導する」と述べました。

会見の中で一般紙の記者は「政府から様々な自粛要請が相次いでいるが、パチンコ店が自粛要請の対象にならないのかと話題になっている。北海道の一部地域では営業時間を短縮した例もあるが、政府として業界に対して自粛の要請などを行っていくのでしょうか?」と質問すると、菅官房長官は「パチンコ店には、既に警察庁が感染拡大防止の観点から、従業員の感染が拡大しないような職場の整備についての特段の配慮、遊技機のハンドルなど不特定多数の人が触れる場所の消毒などの感染防止措置を要請している。またパチンコ業界においても自主的な取り組みとして、業界団体が集客を目的とした広告宣伝の自粛を各営業所に求めたほか、感染拡大を受け、休業日を設けた営業所もあると聞いている。

引き続き、警察庁において政府の基本方針を踏まえ、パチンコ業界において適切な対応が取られるよう指導すると考えている」と述べました。政府の対応については、パチンコ業界が現在、取り組んでいる各種の防止対策を説明した上で「関係機関と連携して適切な感染防止策が取られるように今後も警察庁を指導していく」と答弁しおりますが、パチンコ業界の経営にどう影響するのでしょうか? 

「ザ・チャンス8」が臨時休業

パチンコホール「ザ・チャンス8」が臨時休業し、新型コロナウイルス感染者が来店しないような対策をとる決意をしました。パチンコホール「ザ・チャンス8」(大阪府堺市)が3月7日(土)より、新型コロナウイルス感染者が来店したとしてしばらくの期間、臨時休業とすることを発表しており、3月6日にP-WORLD上の同店サイトとTwitter公式アカウントで3月6日に告知しており、感染者は2月29日(15時~21時の間)に来店しております。パチンコ店は感染予防に万全を尽くすため臨時休業に加え、店内の消毒作業を実施することを発表しました。また、従業員には現在感染の症状はないものの経過観察期間が過ぎるまでは出勤を停止し、自宅待機とする処置がとられている。「お客様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒事情をご賢察いただき、ご理解のほどよろしくお願い致します」と理解を促した。

ダイナムが新型コロナ対策の一環で、新台入替を自粛

ダイナムは3月10日、新型コロナウイルス感染の拡大防止策の一環として、全国すべての店舗で3月16日から当面の間、新台入替の自粛を実施すると発表しました。新型コロナ対策について同社は既に、従業員のマスク着用や手指アルコール消毒の義務付け、遊技機の消毒、換気回数の増加などを実施します。さらに広告宣伝の自粛と、北海道地区における営業時間の短縮(3月9日から当面の間、営業時間が10時~22時)も行っております。

新台入替の自粛は社会の情勢等を考慮した追加の措置となり、今回の措置では、新台入替とともにリニューアル等の施策も自粛する予定です。広報担当によると、既に予定していた入替も一旦、取り止めとし、終了時期については未定です。期間は社会や業界の情勢を見ながら今後、判断していくと見られるでしょう。同社では感染被害の抑止と、来店客および従業員の安全確保を最優先に、政府の行動計画と対応方針に基づき、今後も必要な対応を取っていきます。コロナウィルスの影響で時間が多くあまってしまった人は、今後もパチンコやオンラインカジノに専念できる見込みでしょう。実際にはパチンコやオンラインカジノに大きな影響はないと思われます。