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不朽の名作!映画「カジノ」のあらすじと元の実話の豆知識|オンラインカジノ比較ナビ【カジノナビ】

2023-06-12

――「やり方は3通りだ。正しいやり方、間違ったやり方、俺のやり方だ。」

煌びやかなカジノを舞台とし、ハードな人間模様を描く不朽の名作映画「カジノ」。
なかなかに過激なマフィアものですが、実話を元にしているというから驚きです。

3時間というボリュームながら全く飽きずに観ることができ、1996年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞にも輝いています。

今回は、そんな映画「カジノ」の魅力を伝えるべく、あらすじや小ネタを紹介していきます。

担当ライター:だいず
(ライター/オンカジ歴7年)

まだマフィアが支配していたころの70年代ラスベガス。
シカゴの不法賭博で荒稼ぎをしていた天才ギャンブラー「サム・エース・ロススティーン」は、全米で唯一ギャンブルが合法であるラスベガスに降り立ちます。

そんな彼がカジノと並行して請け負っていたのが競馬などの予想屋。
持ち前の分析力を生かし、エースは驚異の的中率をたたき出します。

たちまちにマフィアのボスから信頼を勝ち取り、幼馴染のニッキーを用心棒として付けられるほどになりました。
しかし、このニッキーはかなり短気な荒くれ者でした。

そしてある日、エースは「ギャンブルを知り尽くした男」として、ラスベガスの巨大カジノ「タンジール」を任されることとなります。

順風満帆に思えたエースの生活でしたが、ニッキーがラスベガスに移住してきてから少しずつ雲行きが怪しくなります。
さらに、「結婚すれば愛が芽生えるはず」と、金銭至上主義なジンジャーを妻として迎え入れてしまいます。

二人の破天荒さと裏社会に搔き乱されていく、エースの運命の行方は…。

映画「カジノ」を彩る主要な登場人物と、知っていると映画をより楽しめるかもしれない、各キャラクターのモデルに関する豆知識を紹介していきます。

冷静かつ論理的な天才ギャンブラー。運やツキを一切信じず、高い分析能力と鋭い勘を持ちます。 「ギャンブルを知り尽くした男」としてその腕をボスに買われます。

「過去の逮捕歴からライセンスが取れないと」一度は断るものの、ラスベガスの巨大カジノ「タンジール」を任されることとなりました。

 モデルとなった人物

エースのモデルはフランク・レフティー・ローゼンタールという人物。実際に存在していたカジノ「スターダスト」を仕切っていました。
作中にもあった車の爆破事件後、ブラックリストに載り、ラスベガスのカジノに出入りできなくなるも、「何度か変装して行った」と告白しています。

その後カリフォルニア州でひっそりと生き延びたレフティーは、2008年の10月に心臓発作により79歳で亡くなっています。

暴力的で短気なエースの用心棒。エースとは幼馴染でもあります。 少しでも頭にくると、容赦なく相手をボコボコにします。

しかし息子を溺愛しており、朝食にパンケーキを焼いてやるというような一面も。

 モデルとなった人物

モデルになった人物はアンソニー・トニー・スピロトロ。トニーは筋金入りの悪党だったようで、高校を中退して窃盗を繰り返していました。
「スターダスト」で働いた後は、友人がリーダーをしている窃盗団に所属。

その後、マフィアのボスの代理人をしていたトニーでしたが、そのボスに有罪判決が下り「原因はトニーでは?」と疑われてしまいます。
そして彼は、弟とともに撲殺されてトウモロコシ畑に生き埋めにされるという最期を迎えました。

ニッキー役のジョー・ペシは身長もアンソニーとほとんど同じで、本人を知っている人は、ジョー・ペシを見て、本物と間違った程。

金や宝石が生きがいの高級娼婦。美しい容姿と型破りな性格に惚れ込んだエースから猛アタックを受け、妻になります。
しかし、エスターというクズなヒモ男に惚れていて、大金を貢ぎ続けています。

 モデルとなった人物

ジンジャーのモデルはジェリー・マクギーという人物。
高校生の頃からコンテストに参加していたジェリーは、卒業後から会社に勤めながらモデルの仕事もしていました。

そしてレフティーと結婚。式は、ラスベガスの老舗カジノ「トロピカーナ」で挙げました。 結婚後は2人の子供に恵まれるも、映画同様にジェリーは荒れ狂い、トニーとの浮気も発覚。その後レフティーと離婚しました。

大量の薬と酒が原因で亡くなっています。

作中、エースのカジノに客として登場する「K・K・イチカワ」。
突然の日本人登場に、少しテンションが上がった方もいるのではないでしょうか。

 モデルとなった人物

K・K・イチカワのモデルになった人物は、山梨県の不動産会社社長・柏木昭男。
バカラで29億円の勝利を収めるなどし「ホエール(鯨)」や「ウォーリア(戦士)」といった異名で呼ばれました。
現在のアメリカ大統領、ドナルド・トランプと勝負したエピソードが有名です。

一方で彼の最期は自宅で刺殺体として発見されるという悲惨なものでした。「カジノの筋の殺し屋の仕業」「土地を取られた住民の犯行」など、様々な説がありますが、事件の真相は迷宮入りしています。

イチカワを演じているのは、アメリカで有名となった料理人の松久信幸氏。
なんと、ロバート・デ・ニーロの友人で、ラスベガスにホテルを所有しています。

映画で描かれる、70年代のカジノの様子。
「Adapted from a true story」(実話が元となった)というセリフの通り、非常に忠実に表しています。
なぜここまでの再現を可能にしたのか。舞台の裏側を紹介していきます。

当時の関係者からの情報を忠実に再現

各メディアで「忠実に70年代のカジノやラスベガスを再現している」と評価されるこの作品。
その再現にあたり、マフィアの弁護士であったオスカー・グッドマン氏、当時の警察、カジノ従業員、メディアなどから詳しい情報提供がありました。
彼らの協力があったからこそ出来た再現率なのです。

中でもマフィアの弁護士であったグッドマン氏は、この作品の制作において、かなりの活躍をしています。

エースの弁護士「オスカー・グッドマン」氏を演じているのは本人

作中、エースの弁護士として登場した、オスカー・グッドマン氏。
彼の役は、なんとご本人が本名で演じています。

グッドマン氏は、1999年から2011年までの間、ラスベガスの市長を務めていましたが、市長になる前は、マフィアを顧客に持つ凄腕の弁護士でした。
実際にレフティーやトニーレベルのマフィアの弁護士として活躍した経歴を持ち、法廷で使われた証拠などは、ダウンタウンにある「The Mob Museum(マフィア博物館)」に展示されています。

ちなみに、エースとジンジャーがダウンタウンの夜景を眺めていたガラス張りのレストランシーンのロケ地は、このグッドマン氏の所有するレストラン(現在改装済み)です。

ロケで使われたのは、当時のままの姿を残したホテル「リビエラ」

カジノ内のシーンを撮影する際に使われたのは、組まれたセットではなく、70年代当時の姿をそのまま保持していた「リビエラ」というホテルです。
エースとジンジャーの結婚式のシーンも、このリビエラのチャペルを使っています。

現在は残念ながら取り壊されていますが、「タンジール」のモデルとなったカジノ「スターダスト」の向かい側に建っていました。

もっと詳しくなりたい方は、ラスベガスにある「マフィア博物館」へ!

ダウンタウンにある「The Mob Museum」。通称マフィア博物館。 Mobとはマフィアやギャングという意味で、彼らについての様々な資料が展示されています。

エースのモデルであるレフティーの車が爆破された時の新聞記事や、ニッキーのモデルであるトニーを法廷で弁護しているグッドマン氏の写真も展示してあります。

しかし、生々しいグロテスクな写真の展示もありますので、苦手な方はご注意ください。

煌びやかで絢爛豪華。エースが取り仕切り、ニッキーが暴れ、ジンジャーがチップをばら撒いていたカジノ「タンジール」…。
この作品は実話が元となっているので、もちろんモデルが実在します。

そのモデルとなったカジノは「スターダスト」。

映画「カジノ」ではマフィアの巣窟、裏社会のいい“釣り場”として描かれていますが、現在はどうなっているのでしょう。

一度取り壊されたものの、新しくカジノホテルが建設されている!

「スターダスト」は、時代の流れとともに一度解体されました。
しかし、現在その跡地に「リゾートワールド・ラスベガス」という巨大なテーマパーク・ホテルが、2020年の完成に向けて建設されています。もちろんカジノも楽しめますよ。

マフィアの資金源としてのカジノから、様々な人が安全に楽しめるカジノへの変貌。
まさにカジノの歴史を体現しているような変化ですね。

時代の最先端!今は「ライブカジノ」でカジノに行かずに楽しめる

テーマパークのように進化してきたカジノ。
現在はなんと、カメラ越しで実際のディーラーと勝負ができる「ライブカジノ」というものが誕生しています。
しかも、スマホひとつあれば楽しめてしまいます。

作中で「ポケベル」を使っていたエースたちが聞けば、さぞ仰天するでしょうね。

そんな時代の最先端を行くライブカジノは「オンラインカジノ」で遊ぶことができます。
オンラインカジノとは、読んで字のごとく、インターネット上で気軽にカジノが遊べるサイトです。

本物のディーラーとリアルタイムで対戦できるライブカジノは、オンラインカジノの中でも大人気。
ライブカジノで遊んで、エースたちが生き抜いたカジノの雰囲気を感じてみてはいかがでしょう。

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映画「カジノ」に関する
よくある質問

「カジノ」は1995年に公開されました。

「カジノ」は1995年にアメリカで公開された映画です。

「カジノ」の監督はマーティン・スコセッシです。

「カジノ」の監督はマーティン・スコセッシです。「グッドフェローズ」「沈黙-サイレンス-」等の作品で知られています。

主役であるギャンブラー「サム・エース・ロススティーン」を演じています。

「カジノ」においてロバート・デ・ニーロは、主人公であるギャンブラー「サム・エース・ロススティーン」という役を演じています。天才的なギャンブルの腕をマフィアのボスに買われ、ラスベガスの巨大カジノを任されることになります。

モデルとなった要素はあるものの、基本的にフィクションです。

登場人物やカジノ、実際のカジノ業界の出来事にはモデルがあり、それらを反映していると言われています。ただし完全なノンフィクションではなく、基本的にフィクションとして制作された映画です。

舞台はアメリカのラスベガスです。

「カジノ」の舞台は主にアメリカ・ラスベガスです。物語は1970年代~1980年代にかけて、ラスベガスのカジノ業界を中心に展開されます。

批評家からも高い評価を受けています。

「カジノ」は批評家をはじめ、一般的に高い評価を得ています。特に監督であるマーティン・スコセッシの演出と、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、シャロン・ストーンなどの演技が称賛されています。

「カジノ」で賞を受賞はしていません。

ロバート・デ・ニーロは「カジノ」で賞を受賞しませんでしたが、彼の演技は高く評価されています。

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