2023-09-14
この記事はこんな人におすすめ
- ブラックジャックの勝率を上げたい
-
カウンティングの仕組みや使い方
が知りたい
「カウンティング(カードカウンティング)」は、ブラックジャックでよく使われる攻略法の1つです。
カウンティングでは、場に出ているカードをカウント(数える)して把握し、これから配られるカードを予測します。
これから配られるカードを予測できれば勝率アップが狙えるため、「使いこなせれば最強」といわれるほど効果的な攻略法です。
今回はブラックジャックにおけるカウンティングの仕組みや方法、注意点を解説します。
カウンティングの具体例も紹介しますので、ブラックジャックでの勝率を上げたい方は参考にしてください。
ブラックジャックのルールを確認 【ブラックジャック攻略ガイド】初心者でもわかるルール解説
担当ライター:シゲ
(管理人/オンカジ歴10年)
この記事を読むと分かること
- カウンティングは
オンラインカジノの「ライブカジノ」で有効
- 簡単な数値化と計算で
次のカードを予測できる
- シュー内に
「10のカード」が多く残っているかどうか
が重要!
「カウンティング」とは、場に出たカードを記憶することにより、まだ場に出ていないシュー(※)の中のカードを予測することを指します。
※「シュー」は、ゲームで使うカードが収められたデッキのことです。
次に出るカードを予測することで、ゲーム中の戦略が立てやすくなります。
ただし、カウンティングを使えないケースや効果を発揮しないケースがある点には注意しましょう。
例えば海外のランドカジノでは、基本的にメモを取ることが禁止されています。
カウンティングをする場合は記憶力に頼る必要があるため、難易度が高くなるでしょう。
オンラインカジノのライブカジノで最も有効
オンラインカジノであれば、メモを取っても注意されることがないため、カウンティングを使用できます。
特にライブカジノの場合は、生中継で配信されているため、まだ配られていないカードの残り枚数をある程度把握できます。
カードがリセットされるタイミングもはっきりわかるため、カウンティングを始めるタイミングも判断しやすいでしょう。
一方で、通常のテーブルゲーム(コンピュータと対戦するタイプ)の場合は、カウンティングはほぼ効果がありません。
配られるカードがいつリセットされているかわからないうえ、使われているシューの数も定かではないため、カードの予測が当たりづらくなります。
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カウンティングの経験を積みたい方は確認してみてください。
ブラックジャックでは、「10・J・Q・K」の4種類が「10」として数えられるため、「10」のカードが圧倒的に多くなります。
「10」を表すカードがどれくらい残っているかを把握することが、ブラックジャックにおける重要なポイントとなるでしょう。
また、「A」は「1」として扱うケース、「11」として扱うケースの2通りありますが、「11」と数えるケースでは重要なカードとなります。
カード予測によって次のアクションを決める
カウンティングをすることで、自分が有利な状況にあるか、不利な状況にあるかがわかるため、次のアクションを判断しやすくなります。
例えばカウンティングの結果、シュー内に「10」が多く残っていると予測した場合、場に出ているカードによって以下のような状況判断ができます。
- プレイヤー側の合計値が「10」や「11」の場合:「10」を引いて「21」に近づけやすい有利な状況
- プレイヤー側の合計値が「15~17」付近の場合:「10」を引いてバーストしやすい不利な状況
プレイヤー有利な状況なら積極的にカードを引いて勝負し、不利な状況ならカードを引かないことが最適なアクションとなるでしょう。
また、プレイヤー側だけでなく、ディーラー側のカードを見ることも重要です。
ディーラー側のカード合計値が「12」以上など高い数値の場合、ディーラーは追加カードで「10」を引いてバーストする可能性が高くなります。
上記の場合、自分は無理してカードを引かず、ディーラーのバーストを待つことで勝利しやすくなります。
ブラックジャックのカウンティングでは、場に出たカードをグループごとに分けて数値化し、計算していきます。
カウンティングにはさまざまな方法がありますが、ここではわかりやすい「ハイローシステム」の方法を紹介します。
場に出たカード | 計算用の数値 |
---|---|
10・J・Q・K・A | -1 |
7・8・9 | 0 |
2・3・4・5・6 | +1 |
上記の表に従って、カードが出るたびに計算していくことで、カウンティング結果を導き出すことができます。
「10」のカードはカウンティングにおいて重要な存在ですので、マイナス値としてまとめてカウントすることで、より効率的に偏りを見極めることができます。
ここからは、他プレイヤーを交えて行う「ライブ・ブラックジャック」でのカウンティング例を紹介します。
ほとんどのカジノでは、自分を含めたプレイヤー7名+ディーラー1名の最大8名でゲームが行われます。
満席になっているケースは少ないので、今回はプレイヤーが4席埋まった状態と想定します。早速ゲームを開始し、1ゲーム目が終わった状態を確認しましょう。
右端①のプレイヤーから順番に、手札をカウンティングしていきます。
プレイヤー①の手札は10とAです。
10とAは両方「-1」とカウントしますので、計算すると「-2」となります。
プレイヤー③の手札は、3・K・6です。
Kは「-1」、3・6は「+1」となりますので、計算結果は「+1」となります。
プレイヤー⑤の手札はJ・10です。
J・10いずれも「-1」とカウントしますので、計算結果は「-2」です。
プレイヤー⑥の手札は4・5・2・4です。
いずれのカードも「+1」とカウントしますので、計算結果は「+4」となります。
プレイヤーのカードカウントが済んだら、ディーラーのカードも確認しましょう。
ディーラーのカードは9・Qです。9は「0」、Qは「-1」とカウントしますので、計算すると「-1」です。
最後に、全プレイヤーとディーラーのカードを計算しましょう。
【-2+1-2+4-1】で、計算結果は「0」となりました。
計算結果が0になった場合は、賭け方をほぼ変えず、さらにカウンティングを続けて様子を見ましょう。
計算結果がマイナスの場合
カウンティングの計算結果がマイナス数値になった場合、無理にヒットし続けず、相手のバーストを待つのが適切なアクションです。
「10」を表すカードは全て「-1」で数えるため、マイナスが多ければ多いほど「10」が場に出ており、シュー内に残った「10」が少ないと判断できます。
次に「10」を引く可能性が低くなりますので、「21」を狙う積極的な勝負は避けた方が無難でしょう。
計算結果がプラスの場合
カウンティングの計算結果がプラス数値になった場合は、ヒットやダブルダウンを選んで勝負するのが適切なアクションです。
「10」を表すカード以外は「0」または「+1」で数えるため、プラスが多ければ多いほど、シュー内に「10」が多く残っていると判断できます。
手札の合計値によっては、次に10を引くことで「21」を狙える確率が上がるため、積極的な勝負が効果的だといえるでしょう。
計算時はメモが有効!
カウンティングの計算時は、メモ用紙などを使って着実にカウントしていくとよいでしょう。
オンラインカジノならリアルカジノとは異なり、メモを取ってもバレることがありません。
また、どうしても計算に苦手意識がある場合は、場に出たカードに〇をつけていく簡易的な方法もあります。
明確に数値化していないので信頼度は少し下がりますが、「10・J・Q・K・A」の数を視覚的に把握できるので、何もしないよりは勝率が高くなるでしょう。
カウンティングは効果の高い攻略法ですが、必勝法でないことは肝に銘じておきましょう。シューの中身を予測できたとしても、次の賭け方やアクションの取り方次第で、勝敗が変わってきます。
カウンティングをしていて負けるパターンを確認しておきましょう。
シュー内に「10以外」のカードが多い場合はプレイヤー不利
ブラックジャックではシューの中に「10」のカードが多いほど、プレイヤー側が有利になります。
逆に、シューの中に「10以外」のカードが多い場合は、プレイヤー側が不利だといえるでしょう。
特にプレイヤーが不利になりやすいのは、シューの中に「2・3・4・5・6」が多く残っている場合です。
「10」や「11」など大きい数値のカードを連続で引けば、即「ブラックジャック」で勝利できることもあります。
しかしシューの中に小さい数値のカードが多い状況だと、なかなか合計値が21に近づきません。
ヒットを繰り返した後に10のカードを引いて、バーストしてしまう危険性も高まります。
また、シュー内に小さい数値が多い場合、「ディーラー側がバーストしづらくなる」という意味でも、プレイヤー不利の状況です。
以上の理由から、シューに「2~6」などの小さい数値のカードが多い場合は、積極的な勝負を控えるのが適切だといえるでしょう。
今回は有名な「ハイローシステム」のカウンティング方法を紹介しましたが、他にも以下のようなカウンティングシステムがあります。
- カジュアルシステム
- K-Oシステム
- レッドセブンカウント
- ハイオプトワン
- ハイオプトツー
- ゼン
上記のカウンティングシステムについて、簡単に紹介します。
カジュアルシステム
カジュアルシステムは、誰でも気軽に使えるよう、簡単に作られたカウンティングシステムです。
理論的に考えるというよりは、主に感覚で実践するカウンティング方法です。
カジュアルシステムでは、数値の大きいカードが場に多く出ていると感じたら積極的に勝負し、数値の小さいカードが場に多く出ていると感じたら慎重にゲームを進めます。
単調すぎて信頼度が低いようにも思えますが、難しいシステムを使う際にも応用できる方法といえるでしょう。
初心者が実践しやすく、ブラックジャックでの勘を磨くこともできる方法です。
K-Oシステム
K-Oシステム(ケーオーシステム)は「ノックアウトシステム」とも呼ばれており、ハイローシステムと似たカウント値を使うカウンティング方法です。
K-Oシステムでは、以下のようにカウントします。
- 「2~7」が場に出た場合:「+1」
- 「8・9」が場に出た場合:「0」
- 「10・J・Q・K」が場に出た場合:「-1」
ハイローシステムとの違いは、「7」も+1でカウントする点と、プレイスタイルを判断する基準がはっきりしている点。
カウント値の合計が+2以上になった場合は積極的にベットし、合計が+2未満となった場合は慎重なベットに移行します。
カウント値を使ったシステムの中でも、入門的な立ち位置にある方法です。
レッドセブンカウント
レッドセブンカウント(Red Seven Count)は、ハイローシステムを基軸に、赤の7を特別に扱うカウンティング方法です。
基本はハイローシステムと同じ方法でカウントしますが、レッドセブンカウントでは、「7」のカウント値を色によって分けます。
- 赤色の7が出た場合:「+1」
- 黒色の7が出た場合:「0」
また、スタートのカウント値が「シューの数×(-2)」となる点にも注意しましょう。多くの場合は6つのシューがあるため、「6×(-2)=-12」からカウントが始まります。
ブラックジャックのゲーム中、カウント値が「0」に近づいたときをチャンスとして見極めましょう。
レッドセブンカウントでは、「インシュランス」や「ダブルダウン」等、細かいアクションのタイミングも決められていますので、基本的なカウンティングに慣れてきたら勉強してみてください。
ハイオプトワン
ハイオプトワン(Hi-OPTⅠ)は、メジャーなハイローシステムとは異なる分け方でカードをカウントする方法です。
以下の図のように、2とAを「0」としてカウントするのが特徴です。
ハイオプトワンでは上記のカウントに加えて、「サイドカウント」と「トゥルーカウント」の2つを取り入れることで、より精度を高めていきます。
サイドカウント |
|
---|---|
トゥルーカウント |
トゥルーカウントでは、例えばカウント値が―2で残りのカード枚数が20枚の場合、「(-2)÷20=-0.1」となります。トゥルーカウントの値が大きければ大きいほど、チャンスが大きいと判断できます。
追加要素によって精度を高めた、中級者向けのカウンティング方法だといえるでしょう。
ハイオプトツー
ハイオプトツー(Hi-OPTⅡ)は、カウント値を4つに細分化してさらなる制度を追求したカウンティングシステムです。
以下の図のように、「-1」のカウントを省き、「+2」「-2」のカウントを導入しているほか、Aを「0」とカウントする点が特徴です。
ハイオプトワンと同じ「サイドカウント」と「トゥルーカウント」の追加要素もありますので、カウンティングに慣れた上級者向けの方法です。
ゼン
ゼン(ZEN)はハイオプトツーと同じく、カウント値を4つに細分化するシステムです。
追加要素として「トゥルーカウント」もあってハイオプトツーと似ていますが、ゼンではAのサイドカウントを不要とする点が特徴です。
カウント方法は以下の図をご確認ください。
ハイオプトツーではAを「0」とカウントしますが、ゼンでは「-2」とカウントします。
「0」「+1」「+2」のカード配分のバランスがよく、安定感に重きを置いた信頼度の高いカウンティングシステムとなっています。
カウンティングでは、場に出たカードをルールに戻づいて数値化・計算し、計算結果によって次のアクションを決めていきます。
まだ場に出ていない残りカードの中身を予測できますので、ブラックジャックの勝率を上げる有効な戦略だといえるでしょう。
今回はカウンティングの中で最も有名な「ハイローシステム」を中心に解説しましたが、他にも入門向けの「カジュアルシステム」、上級者向けの「ハイオプトツー」「ゼン」など多くのシステムが存在します。
ただし、上級者向けのカウンティングシステムを使ったからといって必ず勝てるわけではありません。
あくまで勝率を上げるためのものと考え、過信して莫大なベットをしないように注意しましょう。
カウンティングは多くのランドカジノで禁止されていますが、オンラインカジノのライブカジノなら有効活用できます。
ディーラーからプレイヤーの様子が見られることはありませんので、メモを取りながら自分のペースで実践するとよいでしょう。
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