アメリカ・ネバダ州ラスベガスで2021年10月5日から7日にかけて、「Global Gaming Expo(G2E) Las Vegas」が開催されました。
G2Eは世界中から出展者、バイヤー、メディアなどのゲーム専門家が集まる、カジノ・ゲーミング業界最大級の見本市です。
2020年は新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響により中止となりましたが、2021年は参加者全員にマスク着用とワクチン接種証明の提出を義務付けるなど、感染防止対策を徹底。
2019年以来2年ぶりのラスベガス開催となりました。
来場者は1万人以上、コロナ後最大のゲーミングイベントに
最新ゲーミング機器などの製品展示、講演、教育プログラムなどが行われるG2Eですが、2021年は今後の世界情勢を見据え、キャッシュレス技術の展示が多くみられたようです。
日本からは、ゲーミング機器の企画・製造・販売などを行うセガサミークリエイションが初出展。
49インチ・4Kモニターを搭載したスロットの新機種として、「獣王」「海物語」など日本の人気パチンコタイトルの演出を取り入れたゲーミングマシンなどを発表しました。
また、ゲーム制作大手のコナミも、カジノ事業を手掛けるアメリカ法人「Konami Gaming inc.」として参加。
同社が開発するスロットマシン「DIMENSION 49J(ディメンション フォーティーナイン ジェー)」が、「業界技術の革新をもっともよく示すゲーム」として「ベストスロットプロダクト」部門で第一位を獲得しています。
3日間にわたる参加者は13,000人以上、出展者は233人とパンデミック以降最大規模の対面ゲーミングイベントとなったG2Eですが、ネバダ州では今年、4カ月連続で10億円以上のカジノ売上高を記録。
2021年8月のゲーミング収益がパンデミック以前の2019年8月にくらべ22.3%増加するなど、いまだ外国人観光客が戻らない中でも売上高を更新し続けています。
このことから、スティーブ・シソラック州知事はG2Eの講演で「ネバダ州での会議や見本市の復活と、ゲーム業界の継続的な成功と成長による州の回復について、非常に希望と楽観的な見方をしている」と述べました。
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