6月にオープンした、韓国「済州ドリームタワー」のゲーミング収益が営業開始から20日間で42億ウォン(約4億円)を達成しました。
韓国の証券会社ハナ・フィナンシャル・インベストメント社が8月17日に発表しており、同社は済州ドリームタワーの売上は今後ますます伸びていくと予測しています。
島内在住者の来場により外国人観光客不在の中でも売上は好調
済州ドリームタワーのカジノは、元々ロッテホテル済州にあったものが移転。
当初は2021年3月開業予定でしたが、政府によるカジノ移転申請の承認が遅れたことから6月11日のオープンとなりました。
移転先となった済州ドリームタワーでは、5,000平米のエリアに141台のゲーミングテーブル、190台のスロットマシン、71台の電子テーブルゲームが設置されるなど大幅なカジノエリアの拡張が行われ、済州島トップクラスの規模を誇っています。
韓国では現在、新型コロナウイルスの影響によりビザのない旅行者は原則入国不可となっていますが、済州ドリームタワーの来場者はほとんど島内に住む外国人であったことから、6月30日までの来場者数は1日平均300人を超え、カジノの純売上高も30億ウォン(約2.8億円)に到達。
さらに売上高42億ウォン中22億ウォンはVIP客から、19億ウォンはマス(一般客)テーブルによる収益とのことです。
運営元のロッテツアーデベロップメント関係者は「コロナ以前のレベルとは比較にならない」としているものの、外国人観光客の流入が見込めない状況の中で、この業績はかなり好調だといえるでしょう。
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韓国のコロナ警戒レベルは最高基準に、カジノへの影響はないとの見方も
済州島では新型コロナウイルス変異株の感染者が急増していることから、政府は8月18日より感染防止対策の規制段階をそれまでのレベル3から、最高基準であるレベル4へ引き上げました。
島内の外国人専用カジノには済州島独自の規制システムが適用となり、1日の収容人数上限は通常の30%となります。
しかし、どのレベルの規制段階でも営業時間の短縮制限はないことから、前述のハナ・フィナンシャル・インベストメント社は、済州ドリームタワーのカジノ売上は今後、1日あたりの平均3億ウォンまで改善するとみています。
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