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長崎IR実現に向け「九州IR推進協議会」発足 会長には麻生泰氏が就任|日本カジノ研究所

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長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」へのIR誘致を後押しするため、4月12日、「九州IR推進協議会」が発足。会長として、麻生泰氏が就任しました。

協議会の構成は、九州地方知事会、九州の各県議会議長会、九州経済連合会をはじめとした経済団体など。
「IR事業者と地域が双方向での対話を可能とする機会が必要である」との提案を受け、発足に至りました。

同日にホテルニューオータニ博多にて行われた協議会発足式では、長崎県・中村法道知事が挨拶を行い、「IRをいかに地域へ波及させ、経済効果を生み出していけるかどうかが重要なポイントである」と、長崎IR実現への意気込みを語りました。

今後の協議会の活動内容としては、IR事業者と地元企業が対面できる場として、セミナーやイベントを開催予定。民間団体によるビジネスマッチングの構築を目指します。

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麻生氏「まずは長崎の区域認定に向け全力を尽くす」

九州IR推進協議会の会長に就任した麻生泰氏は、元内閣総理大臣、現副総理・財務大臣である麻生太郎氏の弟で実業家。現在は株式会社麻生の代表取締役会長、麻生セメント株式会社の代表取締役会長などを兼任しています。

さらに、福岡地域戦略協議会、九州経済連合会の会長や、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事を務めるなど、各方面で重要なポジションについています。

麻生氏は今回の協議会発足に伴い、長崎IRについて「豊富な観光資源や食、海外との交流の歴史など、九州が持つポテンシャルは高い。各事業者も大きな可能性を感じてくれているだろう」とIR実現への期待をコメント。
一方で、「IR誘致の実現はまだ道半ば。まずは九州、長崎の区域認定を勝ち取らなければならない」とも述べ、2022年4月期限の区域認定申請に向け、全力を注いでいく方針であることを強調しました。

長崎IR実現に向けたセミナーを6月に開催予定

九州IR推進協議会は、4月12日の発足に伴い共同宣言も発表しています。
「九州は地理的にアジアに近接していること・世界各国との交流の歴史があることから、日本と諸外国を結ぶ重要な役割を担っている」とした上で、①九州へのIR誘致 ②IR需要の地元調達確保 ③九州全域の魅力発信 の3つを実行内容として掲げました。

また、「アフターコロナを見据え、九州へのIR誘致を実現することで地域経済を活性化させ、次世代に繋いでいきたい。そのため、パートナーとなるIR事業者と構成・公平な対話を行う場が必要である」とし、対話の場としてのセミナーを開催予定。
第1回のセミナーは九州・長崎IRの候補地である佐世保市にて、2021年6月に開催。IR産業における地元調達促進に向けた内容が予定されています。

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