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長崎県 IR実施方針(修正案)のパブリックコメントを実施。RFPは21年1月開始予定|日本カジノ研究所

11月25日(水)、長崎県は「九州・長崎IR区域整備実施方針(修正案)」の修正部分に対するパブリックコメントを開始しました。
意見募集期間は11月25日(水)~12月20日(日)までとしています。

長崎県は今年4月にIR実施方針案を公表していましたが、10月9日に国が公表した方針案修正を踏まえて実施方針案を修正しました。 主な修正部分としては、感染症等の懸念事項対策において、IR事業者が県に協力する義務を持つことを追記する他、IRスケジュールの変更等が含まれています。

県は今回のパブリックコメントで集まった意見を参考に、今後のIR方針を策定していく予定です。

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修正後のIRスケジュール詳細

長崎県が今年4月に公表していたIR実施方針案では、RFP開始を2020年春~夏頃予定としていましたが、8月31日に延期を発表しています。 今回、RFPの延期次期を2021年1月目途とすることを明らかにしました。

IR開業時期は事業者の提案に基づいて決定しますが、2020年代半ばを目標としています。

長崎県が発表した具体的なスケジュール修正案は以下の通りとなっています。

スケジュール(予定) 内容
2021年1月目途 RFP(事業者公募)募集要項等の公表・公募開始
2021年夏~秋頃 設置運営事業予定者の選定
2021年夏~秋頃 基本協定の締結
2022年春頃 区域整備計画に係る長崎県議会の議決・佐世保市議会の同意
区域整備計画の国への申請
2022年秋頃~冬頃 国による区域整備計画の認定(想定)
2023年頃~ 実施協定の締結・土地の引き渡し・工事着工
2020年代半ば~後半 IR開業予定(時期は設置運営事業者の提案による)

ピクセルカンパニーズがIR参入方針を決定

長崎県のRFP開始が延期されたことに伴い、新たな企業がIR参入の動きを進めています。 11月16日(月)、ピクセルカンパニーズがRFPへの応募を表明しました。

県が以前実施したRFC(IRコンセプト募集)では、以下3者からの提案を受けており、今回ピクセルカンパニーズが新たに加わった形となります。

  • Current-ソフィテルマカオ・アットポンテ16&ゲットナイスホールディングス
  • Oshidori International Development
  • CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL

東京都港区に本社を構えるピクセルカンパニーズは、カジノ向けゲームマシンの開発・販売やシステム開発・不動産開発など様々な事業を柱とした日本企業です IR関連事業にも重きを置いており、今年6月には宮古島のリゾートホテル用地共同開発に乗り出しました。

同社が参画するコンソーシアムは、IR事業に精通した「TTLリゾーツ」、ヨーロッパ大手のカジノ運営事業者「Groupe Partouche SA」、世界的なIR建築企業「Steelman Partners」、IR市場調査・財務分析のプロフェッショナル「2NT8」などで形成されています。

今後同社は、現在のコンソーシアムメンバーと協力しながらRFPに向けた活動に取り組むと同時に、新たな提携先を誘致・選定しながら拡大していく予定です。

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