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大阪IR建設予定地・夢洲に警察署を新設、治安対策を強化|日本カジノ研究所

大阪IR建設予定地となる大阪市此花区・夢洲に警察署が新設される見通しです。

府・市で誘致を進めているIRの開業を見据え、大阪府は警察署の設置により治安対策の強化を図る考えです。

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懸念される治安悪化対策として「夢洲署」を設置、約340人を増員予定

夢洲は大阪湾を埋め立てて造成された約390ヘクタールの人口島で、住民はおらず一部地域が物流拠点として利用されています。

現在は大阪府警此花署が管轄しており、事件や事故が起きた場合は直線距離で約4㎞となる「ユニバーサルスタジオ前交番」が初動対応を行っています。

府・市は2029年に開業予定としているIRへの来場者数として年間約2,000万人(国外約600万人)を見込んでいますが、カジノ施設の設置による犯罪やトラブル増加などの治安悪化を懸念する声が上がっていたため、国に提出した区域整備計画には夢洲内に警察署や交番を設置することを盛り込んでいました。

新設される警察署は「夢洲署(仮称)」として、今後は段階的に警察職員約340人を増員する方針です。

大阪府警の担当者は今回の計画にあたり「警察署などのハード整備や、関係機関との連携で夢洲の治安対策に取り組みたい」と話しています。

府は予算を計上も、認定審査の状況は未だ明らかにならず

大阪府は2023年度当初予算案に夢洲署設置への関連予算として、基本計画策定の調査費用などを含めた約520万円を計上。

実際の建設工事は夢洲で開催される2025年の大阪・関西万博の終了後である2026~2029年度を予定していますが、2029年のIR開業に間に合わせるには既に現地調査などを始める必要があります。

しかし、IRの区域認定については現在、国が大阪・長崎の区域整備計画を審査している状況であり、具体的な認定時期などは明確にされていません。

大阪IRの開業自体が未定である中、府は実際に予算を使ってこの事業に乗り出すかどうかを「国の認定の許可状況に応じて判断する」としています。

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