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- カジノ候補地、有力なのはどこ?
カジノ法案(IR推進法案)が成立したことによって、日本のカジノ解禁が現実味を帯びてきました。
ここで気になるのが「どこにカジノができるのか」ということです。
現在の主なカジノ候補地は北海道、千葉、東京、神奈川(横浜)、大阪、宮崎、長崎、沖縄となっており、このうち、現在は大阪、神奈川(横浜)、東京の3つが有力な候補地と言われています。
大阪が候補地とするのは珍海部の埋立地である「夢洲(ゆめしま)」。 大阪はIR誘致に特に積極的であり、府民への理解を広げるためのシンポジウムを複数回実施しています。
2025年の万博誘致との相乗効果を狙いたいという思惑があるようです。
夢洲ってどんな場所?
夢洲は、大阪府大阪市此花区にある人工島です。 地下鉄中央線のコスモスクエア駅が最寄り駅にあたるものの、夢洲への交通手段は現在自動車に限られており、歩いて渡ることはできません。
なおかつ、夢洲はコンテナターミナルが2つあるのみの広大な空き地となっています。
交通手段が限られているうえに何もない夢洲は、大阪府民からすらもほとんど認知されていない忘れられた場所でした。
なぜ夢洲がこのような状態になってしまったのかというと、2008年五輪誘致の失敗が原因です。
五輪の競技場、選手村、そして後に選手の住宅地として夢洲を利用する計画を立てていたのですが、2008年の五輪誘致は北京に決定。誘致失敗後、100ヘクタールを超える広大な土地の活用法が決まらないままでした。
このような経緯から、「大阪の負の遺産」とまで言われてきた夢洲。
しかし、IR(カジノを含む統合型リゾート)、そして2025年万博の誘致に成功すれば、負の遺産から一転、関西経済の起爆剤となりうるのではないかと期待されています。
神奈川県(横浜)の候補地は「山下ふ頭」です。
最有力候補といわれるほど積極的な姿勢を見せていたものの、現在は市民の反対が七割近くにのぼるなどかなりの逆境にあるようです。
山下ふ頭ってどんな場所?
山下ふ頭は、横浜港のふ頭の1つで、住所でいうと、横浜市中区山下町にあたります。
昭和30年台後半に完成して以来、大型ふ頭の先駆けとして長らく横浜港の物流を支えてきました。
しかし、荷役の取扱量は徐々に減少してきており、かつては300万トンほどあった取扱量が近年は20万トン以下まで落ち込んでいるような状態でした。
この状況をうけ、横浜市は2020年の東京五輪に合わせ、山下ふ頭を新たな観光地とするべく再開発に乗り出すことを決めました。
この再開発計画がIR(カジノを含む統合型リゾート)構想と重なる部分が多いこと、また市街部からほどよく離れた場所に47ヘクタールという十分な面積があるという立地面の良さからもIR誘致の候補地として有力視されています。
東京は「お台場」を候補地としています。
一時は誘致レースから脱落したと言われていましたが、現在の東京都知事である小池知事がIR誘致に積極的な構えをみせていることから再び有力地として浮上しています。
お台場ってどんな場所?
お台場とは東京都にあるいわゆる「臨海副都心エリア」を指します。
他2つの候補地とは違い既に開発が進んでいるお台場は、フジテレビやレゴランドなどさまざま施設が立ち並び、レインボーブリッジの夜景も見ることができ、近年は外国人観光客からも人気の観光エリアとなっています。
カジノ誘致場所として有力視されているのは、お台場の中でも青梅エリア。これは、わかりやすくいうとフジテレビ周辺のエリアです。
最近の視聴率低下をうけてカジノとテレビとの連動性に期待を高めているフジテレビは、IR誘致にかなり積極的な姿勢を見せています。
上記のほか、徳島や和歌山なども候補地として立候補しており、これらも有力候補になるのではなる可能性は十分にあります。
これだけ多くの地域が立候補に名乗りを挙げていることから、各都道府県のIR(統合型リゾート)に対する経済効果への期待はかなり高いことが伺えます。
しかしながら、神奈川県の例のように地域住民からの反対の声も根強く、いかに理解が得られるかどうかが誘致レースに勝利するカギとなりそうです。
今も多くの自治体が候補地として名乗りを挙げていますが、実際に候補地が決まるのはいつごろになるのか気になりますよね。
まず、そもそも日本初のカジノはいつできるのかというと、現在は2025年前後という意見が多くなっています。
IR(統合型リゾート)にはカジノだけでなくホテルや国際会議場などさまざまな施設が含まれているため、建設には少なくとも2~3年程度かかると言われています。
そこから逆算すると、カジノ候補地が決定するのは2022年前後なのではないかと考えられます。